世界で最も人気の高いNFTビデオゲームの1つである「Axie Infinity」をサポートするネットワークを標的とした最近のサイバー攻撃で、6億ドル(約730億円)相当超が盗まれた。Ronin Networkは、Axie Infinity内外で仮想通貨(暗号資産)を転送するための、ゲームとブロックチェーンを結ぶ橋渡しの役割を担っていた。
Ronin Networkは、Axie Infinityを保有するSky Mavisが開発したサイドチェーンだ。Roninは米国時間3月29日、Reutersが先に報じていたとおり、23日にハッキングがあったことを公式ブログで認めた。
Roninのブログ記事によると、17万3600ETH、2550万USDCが盗まれた。Axie InfinityのTwitterページでも、攻撃について明らかにしている。Roninはブログ記事で、盗まれた資金を追跡するため、ブロックチェーン分析企業Chainalysisと連携していると説明している。
Sky Mavisの最高執行責任者(COO)Aleksander Larsen氏はBloombergに対し、「できる限りプレーヤーに補償するよう全力を尽くす」と伝えた。「解決策に取り組んでおり、議論が続いている」としている。
Axie Infinityは、コンピューターでプレイするポケモンのようなビデオゲームで、プレーヤーはNFT(非代替性トークン)にリンクされた「アクシー」と呼ばれるデジタルモンスターを育ててバトルする。プレーヤーは、ゲームの中で仮想通貨を稼ぎ、ゲーム外部の複数の仮想通貨取引所でやり取りすることができる。
米CNETはSky Mavisにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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